カレイ釣行(5)11/27

 

11月27日のカレイ釣行

 

 こんにちは。

今回もまた平日の釣行になります。

 

先日の釣行の際にカレイの寄り場らしきポイントを見つけたような気がしましたので、あらためて探ってみることにしました!

前回まではいずれも三豊市詫間町香田地区の滑走路跡で竿出ししていましたが、今回はその滑走路跡間を道淵からダイレクトに攻めてみようという試みです。

 

どうしても滑走路際はウミケムシの多発ポイントとなっているので、少しでも釣れにくい場所を狙ってみたいと考えてました。

ただし、夜明けから満潮までの時間が短いので、早い時間にカレイが寄り付くか少し心配な面もあります。

 

前回は護岸にあるミラーの前が寄り場らしき可能性があるとお伝えしたはずなので、今回はそこを集中的に攻める予定です。

満潮が午前10時前ということで、満潮前後の潮位の高い時間帯のみを狙います!

   

今朝は夜明け直後の6時半過ぎに到着しました。

とりあえず、ミラー横に陣取り準備を始めます。

道淵から
道淵から

 

ここは時折、裏にある工場内へ出入りする大型車両が通過するため、本来なら休日に竿出しすべき所かと思います。

たまたま釣れやすいポイントが工場の出入り口前にあっただけで、けっして邪魔しようとは思っておりませんので…。

 

化学工場の皆様、近くの運送業者の方々、いつもご迷惑をおかけして申し訳ありません。

おそらく此処へ通うのも今期限りかと思いますのでどうかご勘弁を。

 

7時前に準備が出来たので仕掛けを投げ入れます!

潮位的に満ち5~6分程でしょうか、十分にカレイが寄っていてもおかしくない水深だと思います。

東側には
東側には

 

夜明け後ですでに潮位は上がって来ていますので、滑走路跡も半分以上海面に沈んでいますね。

東側に見えているのは鉄パイプの滑走路です。

西側は
西側は

 

今回狙うのは滑走路の中間地点から正面方向を狙うことになります。

前回釣った場所は護岸にあるミラーの前辺りでしたので、その付近一帯だけに集中して釣ろうと思っています!

 

護岸の下には敷石が敷いてあり、その付近に餌となる物が集まりやすくそれを狙いに魚が寄るのでその先に餌を置くというイメージですね。

正面には
正面には

 

数年前に台風による高潮被害により護岸が嵩上げされてからは、ずいぶんと釣り難くなりました。

海を確認する度にいちいち護岸壁へよじ登る必要があるため、前もって脚立を用意しました。

 

丸亀市の蓬莱町や昭和町などの護岸からの釣りでは必須アイテムの一つとなっています。

なくても何とか釣りは出来るけど、はっきり言って海を見ないで釣るのは少々面白みに欠ける感じは否めません。

トラブル時や大型魚の取り込みなどを考えれば、用意してある方が絶対に便利であると言えるでしょう。

自作の竿受け
自作の竿受け

 

こういった護岸での釣りをすることも多い投げ釣りなので自作の竿受けも用意しています。

今はそれらしい物も販売されていて便利な時代になりましたが、15年ほど前の当時は如何に大切な竿を傷付けずに使い続けるかに悩んだ時期もありました。

 

そういった竿受けがないのなら自分で作っちゃえってね。

お陰で古い竿もそう大きな深い傷もなく使い続けられています!

 

古い竿を使い続けている僕も新しい物に全く興味がないわけではありません。

でも壊れなくて使い続けられるのに、わざわざ買いかえる必要があるのかと言うことです。

お金がたくさんあって仕方がないのならともかく、一本数万円以上もする竿を新らしく発売される度に買いかえていたら計り知れないコストがかかります。

 

人は何処かで他人よりも良いものを手に入れて持てはやされたいと思う部分があります。

でもね、これは車なんかにも当てはまるのですが、買って最初の頃はみんなにうらやましがられることもあるかと思いますが、数ヶ月も経てば慣れてしまい何の優位性も全く感じなくなってしまいます!

するとまた新しい物が欲しくなり、同じことが延々と繰り返され負の連鎖に陥ることになります・・・。

悲しいですね人間て・・・そして馬鹿なんですよ。

 

ならばこの連鎖を僕はどう断ち切るのか?

 

僕が考えるなりにその答えは、竿や道具等を改造して、オリジナルとは違う一品にするのです。

要するに他人とかぶることのない特別な仕様にすればよいのです。

 

車に例えるならば、全く同じ車両が何千台あったとしても、エアロ、ホイール、カラーチェンジ、ローダウンなどその人独自の個性を表現出来る様に、釣り竿も多少なりとも改造や改良など工夫が出来るはずです。

ガイドの交換や多点化、リールシートの交換、カラーリングの変更、グリップの変更等々・・・その気になれば何でも出来ちゃいます。

他人よりも優位性のある独自の物が出来ると愛着が沸き末長く使い続けることが出来ると僕は思うんですよね。

 

僕は古くても価値のある物は大切に使い続けたいタイプの人間でありまして、戦時中に生まれて物のない時代を貧しく育った父親が物を大切に扱う姿を見てきたので極力物を無駄にしたくない気持ちがあります。

今時は「エコロジー」という言葉に踊らされて燃費の良い車に買いかえましょうなんて推奨されたりしますが、廃車などの使えない物をたくさん増やしても本当にエコなのか?と疑問に思うことが多々あります。

むしろ長く使い続けることこそが本来のエコだと思うのですが…ね。

 

僕は同じ車にもう16年も乗っていますが、今だに全く壊れませんし他に欲しいと思う国産車もありません。

物は永久でないものの、全ては使う人のメンテナンス次第です!

現状の物に愛着があって大切にしているから、他の車には興味がわきにくいのです。

 

釣り道具もきっと同じことなのではないでしょうか?

愛着があれば他の物が目移りすることもほとんどありません。

 

新しい物好きの文化は先進国日本ならではのものであって、それだけ多くの人々が豊かで物に溢れた時代(使い捨ての時代)に生きてるから物の価値を見失ってる気がします。

物を末永く大切に扱っている方々は、自分が買った物が当時一番良い時代の物だったときっと何処かで感じている筈です。(少なからず僕はね)

 

確かに最新の物は便利で扱いやすいのかもしれませんが、誰しもがそういった物を好むわけではないのです。

 

最近ね、近所に住むいとこの子(いとこおい)が釣り好きで高く新しい釣り道具を買い集めてる姿をよく耳にするのですが、釣る技術も忍耐力もまだまだ未熟なのに格好ばかりを気にしてね……なんか順序が違うなぁって思ったりします。

まだ10代の若い彼に変な浪費癖がつかなければいいけどね。

 

   

また話がそれました・・・。

朝マヅメは何時ものように不発で餌取りもいない状況でしたわ…。

 

少しポイントにズレがあると感じたのでミラーの西側へポイントを移しました。

少し西側へ
少し西側へ

 

通勤時などの車両の往来は激しくて、邪魔しているようでとても申し訳なかったです。

 

小一時間程経った8時過ぎにやっとヒトデ釣れだしました。

ヒトデ
ヒトデ

 

数十分で5匹ほど続けて釣れたのでポイントは合ってると思います!?

ウミケムシは釣れてこないので尚そういった印象をうけます。

 

流れは西から東へ来ているので滑走路にぶつかる流れが綺麗に浮き上がって見えていますね!

幾分流れの弱さは感じますが、釣れる潮でもあると考えます。

潮目を確認
潮目を確認

 

時間を確認するともう9時前で満潮までの時間が余り残っていません。

誘いをかけて仕掛けを動かしますが本命は当たらず・・・。

潮目が
潮目が

 

護岸から20~30mの所には潮目が出来ておりチャンスと言えそうな時間なのですが。

 

潮の動く時間帯と誘いが奴を呼び寄せたのか、ケムシのオンパレードが始まりました・・・。

「何でまた・・・!?」

 

ひょっとして誘い方がケムシを呼んでいるのかな?

さっきまでヒトデしか居なかったポイントも、この後は投げ入れる度にケムシばかりです。

 

1色前半から力糸の結び目付近までの距離の15~30m位は全滅です。

潮の動き始めはヒトデの方が活性が起こるのが早いものの、餌に対する移動と喰いつく速度はケムシの方が圧倒的に速いと伺えますね。

 

感度の良いPEラインをもってしても魚のようなアタリは出ません。

滑走路付近や敷石に近いほどケムシはとくに多くて話にもなりませんわ。

 

開幕戦を上回るようなケムシの猛攻に唖然。

稀に素針で回収できると少し嬉しくなる始末です!

 

結局10時前の満潮前までは最悪の時間帯でした・・・。

潮止まりと共にケムシはいったん止みましたが、カレイへの望みも完全に断ち切られた印象を強く感じます。

 

 

やがて潮は引き潮に変わりどれ位の時間が経過しただろうか・・・。

せめて餌を使い切ってから帰ろうと思いました。

 

相変わらずケムシは散発的釣れますが、ヒトデはいなくなりましたね。

13時前には餌を房掛けにして使い切り、少し沖の2色付近に全て投げ入れました。

 

暫くして片付けをしながら仕掛けを回収していくと、そのうちの一本を煽ると異常に重い??

しかも強い引きが!?

 

急ぎ玉網を持ち護岸へよじ登り糸を巻くと・・・

寄って来たのは・・・

 

 ・・・・・・・・・ダコ!

 

「マコ」ならぬ「タコ」でございましたわ…残念。

 

よくありがちな落ちで申し訳ありませんね。

大ダコ
大ダコ

 

生命感のない引き味は間違いなく蛸だとは分かっておりましたが(笑)。

頭の大きさが拳2つほどもある比較的に大きなサイズでした!

 

1.5~2㎏ほどはありそうなマダコですが、如何せん持ち帰りが禁止されておりリリースせざるを得ません。

ここ香川県ではマダコの捕獲は罰金が課せられており、大ダコ1匹で十万円ほどを没収されてしまいます。

 

なので仕方なくリリースしたと言うことで・・・。

結局13時過ぎに終わってみれば「ノーヒットノーラン」の見事な達成でございますわ。(恥ずいね)

 

「カレイ」と言う魚が全く居ない訳ではありませんが、絶対数が余りにも少なすぎるというのが今年の見解です。

魚が居るすぐ近くに餌が落ちれば即座に食いつく可能性もありますが、これほど大量のケムシが居たのでは餌をアオイソメの房掛けの時間差攻撃にするか大型ユムシ選択位しか攻略法はないでしょうね。

如何なる手段を用いてもカレイの存在なくしては釣ることは難しく、今の僕の手におえるものではありません。

 

この地域はもはやカレイを釣る人も幻となり、今後に続けられるものではない事を悟りました。

残念ですが今期限りで「カレイ釣り」卒業は確定とさせていただきますね。

           m(_  _)m

 

10年前の秋と言えば連休であっても欠かすことなく連日「カレイ釣り」と決まっておりましたが、近年の不釣果からもうその情熱もなく、シーズンの釣行は数える程となっておりこの辺りが潮時と判断いたします。

年末まではあと何回か釣行する予定ではありますが、不定期とさせていただきますね。

 

また、僕自身も近年の体調不良から体のとある部分に石が溜っていることが判明し休日は自宅療養したいと思っております。

40代を過ぎいつまでも健康体とは言えないようですね。

 

お金も貯めずコツコツと石なんか溜め込んじゃって・・・(笑)。

これは間違いなく
「イシモチのたたり👻じゃ~~~!」(爆)

 

昔は多い時に、通算でシーズンに3桁ほどのイシモチをやっつけてましたからね~そのバチが当たったのかもね。

そのうちに「グウ、グウ、、、」って鳴き出すかもしれませんよ(笑)。

 

では皆さんも体調にはくれぐれも気を使って楽しい釣りを続けて下さいね。

本日もお疲れ様でございました。

 

ポイントと気象条件

 


香川県三豊市詫間町香田

2020年11月27日(金) 晴れ時々曇り 波0.5m 海水温18.6℃

中潮

満潮 09:49(310㎝)、21:48(315㎝) 
干潮 03:30(   56㎝)、15:49(101㎝)