仕掛けの制作その1
今回は仕掛け作りについてです。
投げ釣りの仕掛けは作るのに結構な手間がかかり一番の悩み所だと思います。
2本針仕掛けを作るにあたっては、スナズリを含むモトス部分の制作、針を結ぶハリス部分の制作など幾つかに段階踏まないと製作ができません。
とくに時間がかかるのが”スナズリ”の部分ですよね?
以前は僕も糸を縒ってスナズリを作っていました!
手で縒ってもあまり綺麗に出来ず、電動ドリルに直結させて捻りを加えて作ってみたりと・・・。
電動ドリルを使うと速くは捻じれるものの、少し捻じり過ぎると切れたり、結び目付近でちじれたりして今一つ納得の出来る物が作れずあきらめていました!
スナズリは基本的にL型天秤の遊動部の擦れ防止や、キャスト時の錘と仕掛けの姿勢を安定させるなど役割もあって作らざるを得ません!
もう10年以上も前の釣りの本に書かれていたの参考にして、ナイロン30号によるスナズリ部を製作していました。
作り方はいたってシンプルで、ナイロン30号にサルカンを通しビニルパイプ内で折り曲げて接着剤で固定する物です!
ただ、ナイロン30号位の太い糸だと平行巻きも見当たらず、ボビン巻きを買って作っていたものの、太いがゆえにキンク(ねじれ)したままで真っ直ぐ伸ばすのも難しいのです。
筒状の容器などに伸ばした状態で入れても数週間位は癖が取れず、そこで新たに導入したのがデュエルのYO-ZURIと呼ばれる”太洋テグスの50号”です!
太さは1mmほどのプラスチックのようで、束にしてあるので緩く曲がりはあるものの捻っていないのでので比較的直線状に戻しやすく、またコシもあって擦れなどにも強そうです!
つい最近に使い始めたのですが、以外に扱いやすく折れなども出にくくて重宝しそうです!
50号の太さもありビニルパイプは2mmほどの太さが必要で、こちらは少し探すのに苦労しまして、透明色が見当たらなかったため仕方なく赤い物を買いました。
あと準備するものは以下のサルカンと接着剤です!
(サルカンは好みの大きさを選びます)
では作り方から!
まずビニルパイプを2.5㎝ほどに全て切ります。
50号のテグスにビニルパイプを通して、そのあとにサルカンを入れて折り返します。
折り返したテグスをもう一度ビニルパイプに通して、はみ出たテグスをニッパー等で切り揃えます。
テグスが35㎝になる所で折り返して先程の要領で同様に、もう片側もビニルパイプとサルカンを通して固定します。
最後は瞬間接着剤をビニルパイプに立てた状態で上からゆっくりとサルカン部分に届くまで流し込んで乾燥させます。
あまり多く接着剤を流し込み過ぎると垂れてサルカン内まで入り込み回転しなくなるので注意が必要です。
2~3時間も経てば接着剤も固まり完成です!
僕はまとめてウキ入れの容器に入れてクーラーボックスに取り付けています!
容器に入れておくことで曲がりのくせが取れてきます!
また、強度も抜群で何度でも繰り返し使用可能なのがとてもいいですよ~。
とりあえず今回はここまでです、お疲れ様でした。