11月10日のカレイ釣行
こんにちは。
今回は平日のカレイ釣行になります。
とは言っても僕自身は休日ですけれどもね。
勤め先が完全週休二日制なのですが、日曜以外は平日のどこかで休む形態になっています。
なのでブログの更新が休日とは限らないので、平日も時々訪問しないと最新の情報を見逃しますよ~(笑)。
ここまでは例年になく極めてカレイ釣りの難しい年になっており、果たして今回はリベンジなるかといったところです。
「二度あることは三度ある」のか、はたまた「三度目の正直」で今回こそ釣れるのか・・・結果は如何に!?
先日、スーパーへ買い物に出掛けたのですが、カレイの姿など何処にもありませんでした。
カレイ=超貴重な魚と言えるのではないでしょうか?
さて、前回まで不発に終わった釣行の反省から、マイポイントだけに拘らず駄目もとで違ったポイントへ出向くことにしました!
潮回りも小さくどうせ期待が少ないのですから、あえて苦手なポイントへ入ることにしました。
調子がかみあわない時にはこういった発想も必要で、変な自分だけの拘りは視野を狭めてしまうとも考えます。
近年の僕は、カレイ狙いに於いて日中(10~15時位)に満潮を迎える潮回りでしかほとんど釣行しないのですが、過去のデータから引き潮での実績がある数少ないポイントで狙ってみることにしました!
そうは言っても、やはりいつもの三豊市詫間町の香田地区の滑走路跡なんですけどもね。
前々回にケムシの猛攻で返り討ちされた「鉄パイプの滑走路」の西側(対岸)にある痛みの激しい滑走路跡です。
戦時中に激しく爆撃にあったのでしょうか、相当に崩れています。
ここで我ら日本人のために戦い散っていった方々に敬意を表し祈りましょう、きっといいことが訪れるはず…。
「今豊かなこの国があるのはあなた方のおかげであり心より感謝します」と。
今日は潮回りの関係から午前中に勝負をかける予定だったので、夜明け前に出掛けるはずでした。
しかし、昨日の相場がバブル崩壊後の戻り高値をつけるなど、夜間取引で異常な値動きをしたのがとても気になって早朝の経済番組を見て確認していたら出発するのがとても遅くなってしまいました。
コロナ禍で寒くなるこれからが日本も正念場だというのに、何をリスクオンモードになっているのだろうか?相場の曖昧さに本当に呆れますわ。
到着した頃にはすっかり夜も明けきっており完全に出遅れてしまいました。
今朝もけっこうに冷え込みましたよ。
晩秋ともなれば寒くて当然で、風邪をひかないようにそれなりの防寒対策をして出掛けましょうね。
6:50分頃に急ぎ準備をして仕掛けを投げ入れます!
ちょうど満潮の潮止まりで、下げ始めかつ朝マヅメのタイミングでなんとか釣りを始められました!
7時過ぎには早速アタリが出たのですが針掛かりはありません。
シロギスか小ダイのようなやや勢いのあるアタリでしたけども。
カレイ狙いに絞っているのでビッグサーフ13~14号の針が少し大きいのかもしれませんね。
このポイントは対岸の鉄パイプの滑走路と比べて浅く、比較的に白い砂地が多いのかキスやタイ類も多くて回遊は頻繁にあると感じます。
滑走路際は崩れが激しくて、捨て石状に大きな滑走路の石の破片がたくさん散らばっています。
とにかく根掛かりが多くて餌取りも多いところです。
もう20年近く前の話なのですが、10月末頃にお隣の鉄パイプの滑走路で午後の干潮潮返しのタイミングで僕がカレイを釣っていたのを見ていた方がおられたそうです。
その時に近くのこのポイントで竿を出してみたら40㎝のマコガレイが釣れたそうです。
翌日だったか、翌週だったか忘れてしまいましたが、同ポイントで会って話したおりに「こんなポイントで釣れるのか迷っていたけど、あの時に近くで君がカレイを釣ったのを見て竿を出したら、直ぐに大きなカレイが釣れて本当に良かったよ!」と感謝されました。
喜んでいただけたのは光栄ですが、内心僕はニアミスしたのかなと少し残念に思えたのも確かでした。
当時40㎝級など仕留めたこともなかったものですから…。
その方が言うのには、型が良かったので刺身にしたら「けっこう身がコワいね」と話されていたのが印象的でした。
この地元付近で言う「コワい」とは、怖いという意味ではなく硬いという意味で使われる方言です。
色々聞けば隣町の方でよくこの香田周辺などでイシモチ狙いをされていると話されていました。
香田や楠浜などのイシモチやクロダイのポイントなど色々教えていただいたのを覚えています。
当時はよく釣り場で会うことも多かったのですが、近年見かけないのがとても残念です。
そんなこともあったので、ここのポイントへ大型狙いに何度も通ってみたのですが、いっこうに釣れることはなくそれ以降竿出しする機会はありませんでした…。
6,7年位前に今日と同じような潮も悪く期待も薄かったので、早朝の満潮からの引き潮狙いにこのポイントに入ったら5枚の釣果を得たことがありました。
この滑走路は相性がとても悪くて、後にも先にもカレイの釣果があったのはその時の一回のみです。
満ち潮狙いで毎回撃沈してますから、その時のように引き潮狙いであえてやってみようというのが今回の試みです。
ここへ来たのは久しぶりですが、何らかの回遊魚は釣れるのではないかと思います。
7:40頃に潮位が少し下がり始めたので誘いをかけようとしたら、何かが居食いしていました!?
グググ・・・
竿を叩くような引きはやはり赤い奴でしょうかね。
思ったとおり25㎝ほどの小ダイでした!
餌を付けかえると直ぐにまたアタリが出ました。
2度ほど勢いよくドラグが滑って糸が出ましたが、針掛かりはなく餌もそのまま残っていました。
残念、今のアタリは大ギスだったかもしれませんねぇ。
地元の知人曰く大型キスが釣れるポイントだとも聞いていますし・・・。
以前ここに通った時に大きなアタリで糸ふけが出たまま待ち過ぎてラインを̪シモリに巻かれて取り逃がしたこともあるので、それなりのサイズのマダイが居てもおかしくありません。
暫くたった8:20過ぎに賑やかなアタリで大きくドラグが鳴りました!
「チッチキチーーー!」
と、言ったのかどうかは分かりませんが。
”キスピカピー”っていうキスの夜釣り時にドラグが滑ると光と音で知らせる装置を作っていた方がいたので、人間の声を使うことも出来そうですよね。
そんなヤツおらんやろう~…て(笑)。
これも取り込むとこれも同じく小ダイでした。
釣れたのは右斜め沖に見えるゴマジリ方向ばかりで、滑走路際や護岸よりは小さな餌取りが多くてアタリはほとんど出ません。
なので魚の回遊が多いと感じる右斜め方向を主に集中して攻めていきます!
短時間の釣りを予定しているので、ある程度アタリが多い所に狙いを絞ろうと思います。
8:30以降そのポイント周辺の3~2色付近で何度かヒトデが釣れてきました。
ヒトデがある程度居るんですからポイント的にカレイは居そうと考えます。
とくに綺麗な砂地ほど良型はカレイは多いものです。
少し時間が経ちさらに潮位が下がってきました。
9:40頃に餌を付け変えていたらドラグ音が聞こえ竿に目をやると、やや岸寄り3色付近に投げこんだ竿に変なアタリが出ています!?
糸が弛んでは張りまた竿先が引き込まれる様な。
「何だろうかな?」
糸を張って一気に合わせを入れ巻き取ります!
一瞬ラインが弛みテンションが抜けたのでバラしたのかと思いましたが直ぐに重みは伝わり良い手応えです!
竿を叩く感じからタイのような、でも横へ走る感じからヒラメのようにも思えるのですが・・・。
「バシャッ」と一瞬跳ねたような音が聞こえました。
浮きかけると上層を泳ぎ逃げ勢いよく横へ走ったり、じわじわと寄せてみると懐かしい姿が。
口を大きく広げて頭を振り(エラ洗い)海面から跳ねます!
バラしやすいので玉網で慎重に掬いました。
50㎝には満たないサイズでスズキの小型であるハネ(フッコ)でした!
出世魚ですからまだ「スズキ」と呼ぶには少々おこがましいかな。
近年釣っていないのでとても懐かしいですね。
昔この魚を狙いに師匠とよく干拓へ通った頃を思い出しますわ。
投げ釣りの対象魚としては大型の部類に入り、とにかく格好いい魚の一つで個人的に大好きな魚の一つです。
海に居る奴は臭みもなく美味しい魚だと思います。
時間があれば冬場には是非また師匠と90㎝超を狙って通ってみたいですね。
スズキといえばこれも面白い話があって、以前勤めていた会社の釣り好きが言うには「スズキ」と呼ぶには80㎝を超えてからだと言い張る人がおりました。
個人的には60㎝を超えていればスズキと呼んでも良いと思いますが、僕が冬場のシーズンに70㎝級を釣った話をすると「それはスズキじゃない、ハネだ!」といちいち言うのです。
別に僕的には白黒つける気もないので、いつも「そうですね」言ってあげていたのです。
あまりにプライドが高いと他人の事を認められないんでしょうね、きっと…よくそういう方いますよね(笑)。
ある時、その方が大釣りしたらしく週明けの出勤時に機嫌良さそうに「たくさん釣れた!」というのです。
僕が「何が?」と尋ねると
その人は「50㎝級のスズキがいっぱい」と答えました……。
おいおいおかしいだろうがよぉ(怒)、他人が釣ったら「ハネ」で自分が釣ったら小さくても「スズキ」かよ!って、少し怒りが込み上げてきましたよ。
ましてや60㎝もないのなら「それこそ本当にハネだろう!」ってね!
プライド高そうなので傷つけちゃ悪いので言い返しはしませんでしたけども、あなたと違って僕は大人ですから。
知人にその話をしたら「あのおっさんらしいわ」て言ってましたけども(笑)。
9:50過ぎにこれまた厄介で最悪の組み合わせが釣れました!
「君たちのどっちが本当は強いんだ?」はっきりさせるために喧嘩させてみようかな。
でも、針を外す時に同時に刺されでもしたらとっても嫌だしなぁ・・・。
直ぐにお帰り頂きましたわ(笑)。
10時過ぎに護岸の敷石付近まで潮位が下がりました。
やっぱり今日もまた無理っぽいよね。
でも、ヒトデとケムシがこの時間を境に時々釣れてきます。
潮位的にはけっこう下がっており満ち込みの時合いの頃とほぼ同水準位です。
餌取りも活発でひょっとしたら時合の頃合いかも・・・!?
10:20に誘いを掛けようと真ん中に置いた竿を持つと何やら重みが??
糸は2色の後半位の距離(60m付近)です。
ヒトデが乗っているのかと思っていましたが微かに引き込みを感じました。
「何かいるよ、これは魚かもね。」
一気にアワせて巻き寄せます。
重量感はとくに感じませんが茶色魚が水面をパタパタと跳ねるように寄って来ました!
こ、これはまさかの「ま・ぼ・ろ・し~~~!」
24cmの小型ではありますがやっと本命のお出ましです。
しかしここまでの道のりが本当に長かったねぇ~。
実に2年ぶりにカレイの姿を拝むことができました。
型はどうあれ一矢報いることが出来て本当に安堵いたしましたわ。
急ぎ一旦全ての仕掛けを上げ、釣った(というより釣れた)同ポイント付近に投げ入れます!
時間帯は良いようですが餌取りも活発で餌をどんどん消費します。
ここもカレイが釣れそうな時間帯になるとケムシとヒトデが活発でタイらしき魚は寄り付かないのでしょうか。
12時前まで一生懸命に打ち返しましたが、それ以上魚を追加することもなく餌切れで終了となってしまいました。
午前中での釣りを予定していたので仕方ありません。
餌の消費が激しいシーズン半ば、餌代の値上げが5割とまでは言いませんが3割位は増したように感じます。
勝負ポイントへ通うことを視野に入れれば、必然的に今からが本当に餌代のかかる頃です。
この先どうするかはゆっくりと考えることにします。
これだけ釣れないシーズンだと次回は何処へ通うべきか悩みますね。
今日は少なからず晩飯分は釣った様なので一安心ですが。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
ポイントと気象条件
三豊市詫間町香田
2020年11月10日(火) 晴れ時々曇り 波0.5~1m 海水温19.8℃
長潮
満潮 06:47(239㎝)、19:47(322㎝)
干潮 00:52(148㎝)、12:44( 90㎝)