5月30日のシロギス釣行
こんにちは。
新型コロナウイルス肺炎の終息期待からか、経済の先行き不安もかき消すほどの今週の上昇相場に苦戦した投げ師でございます。
もう戻り相場も一時的に天井圏だと読んだ空売りが全て踏み上げられ悪戦苦闘しました・・・。(読みが外れて売り仕掛けは全て高値圏での買戻しに)
年初来の高値に戻って来てはほしいコロナショック相場ではありますが、いったい誰がここまで一気に戻すと読んだのでしょうか。
「もうはまだなり、まだはもうなり」と相場の格言を言い聞かせて臨んだはずでしたが、悪い癖がでて4月の利益が吹っ飛びました、とほほほ・・・(悲)。
投資家を志し再度臨んだはずが、危うく2ヶ月で廃業になるところでしたわ。
景気後退によって失業者が増えているので、求人募集も少なくサラリーマンに戻るのは極めて困難な状況ですからね。
なんか世の中少し楽観過ぎていませんか?
感染第二波の懸念もあり、まだ終息した訳ではないという事実を知っておく必要もあるのではないでしょうか(言い訳)。
今週はストレスも大いにたまり鬱憤をはらすためキス釣りに出掛けることにしました!
今日の投げ師は少々機嫌が悪く、行き場のない怒りをキス釣りで発散させてやるぜぇ~~なんてね。
今朝は8時過ぎに高谷に到着しました。
いつもの如く徒歩で遠い道のりを通わなくてはなりません。
潮位はベストな下げ具合であり読み通りでした。
最近、地元の潮位を20分単位で調べられるサイトがあり感謝する次第であります。
浜に降りようしたらこの付近の常連さんに会い、そこそこ釣れているとの情報を頂けました。
今日は少し期待を持ってもいいのかな?
のこのこ歩くこと10分ほど、やっとポイントに到着しました。
相変わらず遠いのがこのポイントの最大のネックでございます。
誰も行きたがらないので場荒れし難いのですが。
それでも通い始めた10数年前にはここにも唯一の常連さんがいました。
当時は藻も茂っており、その方はキスとアオリイカ狙いの二刀流でした!
何でもお隣の愛媛県の伊予三島から来ていたほどの強者さんでしたが、最近お見掛けすることもございません寂しい限りです。
近年は釣れてはいないので新たにポイント替えされたのかもしれませんね。
あの頃僕はいつも後からポイントに到着するので、僕の姿が見えるといつも釣りやすい東側の岩場を譲ってくれるとても親切な方でしたけど。
8時半前に戸野埼に到着しました。
多少東風が吹いており早い時間での天気の崩れも気になります。
今年もまたこのポイントに出向き、釣れなくなってもしつこく通い続けることが僕の使命です。
ポイントの復活を見届けたいですから諦められないですよね。
シャック(尺ギス)が出るとしたならここだと昔から自分に言い聞かせておりますし(笑)。
一投目は正面から攻めてみます。
今までは蛸壺のブイがいくつかあったのですが、綺麗になくなっており釣りやすい印象になりました。
釣りやすいから釣れるというのはまた別のことですけれどもね。
4色付近から仕掛けを引いてみましたがアタリは無し・・・。
ここは潮の流れが比較的に速く、蛸壺に流れ藻などが絡むことで餌などが集まりそれを探すようにキスが寄りやすいと考えています。
以前は近くに点在したブイ付近がよく釣れていたので、これで釣れなかったら予想通りではないでしょうか。
続いて2投目はゴマジリ方向を狙います!
こちらに見えるフグ巣の浜を平行に探るイメージです。
こちらは遠投力があるほど有利ですが、肩が痛いので無理なく5色前後から攻めていきます。
4色付近まで引いた所でアタリが出ました!?
そう大きなアタリではなかったのですが、二度三度と引き込み重量感があります。
この程度のアタリで良型なのかな?
少し期待をするものの残念ながら2連でした!
それでも2匹とも20㎝は超えておりそれなりのサイズだと思います。
いつ見てもシロギスは綺麗な魚ですね。
続けて同方向の近場も探ってみましたが、釣れたのは10㎝ほどのマイクロピンでした。
小型は特に撮影しません。
今年になってピンギスを釣るのは今日が初めてです。
そういえば先日までの伊砂子や船越地区では全くピンギスがいなかったので、こちらのポイントはもう夏本番なのかもしれませんね。
西側も潮目に沿って流してみたのですが気配はありません。
色々と方向を変えて投げ分けてみたのですが、今日は東のゴマジリから正面やや右方向までにアタリがでやすいように感じました!
時間をおき追加していきます。
出来れば東側のフグ巣の浜側は干潮時に攻めたいので、極力集中投下は避け温存しておきたいと思っていますが。
暫くはピンギスばかりが釣れる展開となりました・・・。
いい感じで潮目ができておりますが駄目な時は無駄なようです。
ここは今年もやっぱり期待が薄いのかな?
10:20過ぎに干潮まではまだ1時間近くありましたが、少し早めに隣のフグ巣の浜へ移動することにしました。
先程の西の岩場側から徐々に東に向かって移動しながら攻めていきます。
不思議なものですが、さっきまで岩場から攻めていた同ポイントも仕掛けを引く方向が変わるとなぜか魚が餌を喰ってくることがあります!
やや大きなアタリがあり魚を掛けたのですが、途中で藻に取られて針が外れてしまいました・・・う~ん残念。
諦めきれず再度同ポイントを引くとまたもアタリあり重量感を感じます。
今度もまたまた2連でした。
それもまた良しとしましょうか(笑)。
徐々にポイントを東へ10mずつ移動しながら釣っていきます。
干潮の潮代わりを経た11:30に3色付近の藻場の手前付近で大きなアタリが出ました!?
竿先を一気に引っ手繰るような一瞬だけの大きなアタリでした。
「ガツン!」と大ギス思わせるような口元の硬い魚が激しく餌を捕食しようとした印象を受けました!?
よく分かりませんが何処かで僕の直感がこの付近に良型が回遊していると感じ取りました。
場所は裏の山が崩れて白い大木が浜側へ倒れている直ぐ手前で、先ほどまで釣っていた西の岩場からおおよそ70~80m位の所です。
もう一度同方向を少し沖目の4色付近から仕掛けを通します。
・・・・・・
再度3色付近まで仕掛けを引いた所で・・・??
「ガツン、、、グググ~、グググ~~、グググ~~~‼」
「お、おおお・・・」
竿先を一気に引っ手繰るような大きなアタリとともに、錘が引き込まれます。
先程のサイズが喰えば大きなアタリが出ると読んでいたので、直ぐに竿を倒して糸を送り込むことができました!
二度三度と仕掛けが引き込まれた所で体が無意識に反応してアワセを入れておりかなり良い手応えです。
久しぶりに味わうキスの引きはまるで25㎝ほどの小ダイを思わすような暴れっぷりで、錘は浮いても魚は沈んだまま必死で抵抗して頭を振っているのがガンガンと伝わってきます!
大型ほど口も大きいので抵抗感が違いますね。
先程の20数㎝級2連の引きとは全く比べものにならない強さでした!
以前はそれなりに数釣ったサイズではあるのですが、近年稀に見ぬサイズに少し興奮しましたわ(笑)。
直ぐに計測してみると、
この付近では大型と呼べるサイズでしょうか。
ちなみにここ戸野埼周辺では過去に27~29.5㎝までは何匹も記録しているので、何時釣れてもおかしくはありませんが。
また機会があれば過去の実績もアップしたいと思います。
今日はここからが楽しい時間の始まりでした。
なぜかこのポイントでは大きく竿先を引き込まれるようなアタリばかりが連発して20数㎝級が5回も続きました!
先程のサイズを見れば見劣りしますがどれもそこそこいいサイズです。
5匹釣った所で運悪く火事で消防の大きなサイレンが鳴り響きました・・・。
魚が大きな音に驚いたのか見事にアタリが止みましたけれども(笑)。
浜を移動し、また同ポイントに帰って来た所でアタリが戻り更に追加することが出来ました。
夢中になり釣っていたのですが13時半前には満ち潮も徐々に上がっており、水没して帰れなくなるおそれも出てきたので仕方なく引き返すことにしました。
結局釣った魚のほとんどがここばかりに集中したことから、ピンポイントで群れていたと思われます。
手前2色は藻場及びゴロタ石がほとんどで、その沖の4色前半から3色いっぱいの砂地から底の荒い付近に差し掛かる辺りに多くの回遊がありました。
クーラーの中を数えると19匹納まっておりました!
ここのサイズは少し身太いように感じ、ややアタリが大きい印象を受けました。
20匹に届かなかったので帰り道の高谷のチヌ筏前でも探ってはみましたが、アタリこそあるもののそれらしい大きなサイズは居ないと判断し14時過ぎに撤収いたしました。
ピンギスを含めれば30匹は確実に超えていたので、数に拘る必要もないと思いました。
今年のフグ巣の浜は例年になくクサフグも多く、大きな藻場が復活しつつあるのかもしれません。
けっこう高速サビキを多用する僕の釣り方ではありますが、それでもフグが2桁釣れることから近年とは若干違うのかもしれません。
久しぶりにランク物と呼ばれる26㎝も釣れたことですし、来週は気持ち良く相場と向き合えるのかもしれません。
暑い中、本日もどうも疲れ様でございました。
ポイントと気象条件
2020年5月30日(土) 晴れのち曇り 波0.5m 海水温21.0℃
小潮
満潮 04:49(316㎝)、16:30(250㎝)
干潮 11:26(141㎝)、23:23( 87㎝)
三豊市詫間町新浜奥のフグ巣の浜