6月14日のシロギス釣行
こんにちは。
昨日土曜日に出撃の予定でしたが、天気予報では雨模様とのことで悩んだあげくに中止しました。
しかし、朝方は予報に反して降らなかったので少し後悔していたのですが、昼前には降りだし結果的に行かなくて正解でした。
天気とは「お天道様の気持ち」ですから当たらないものだと予報士の石原良純氏が言ってますよね(笑)。
香川県自体雨が少なく、中でもここ三豊市詫間町は特に雨が降りにくいと感じます。
県内でも南よりの山沿いでは激しく降っていても、北の海沿いは全く降らないなんてことは本当によくあることなんです。
前々回の戸野埼での釣行後に同ポイントで師匠が良型を釣っておられ、いいアタリはあったけど針掛かりしないのが多いとの連絡を受けました!
針掛かりし難いのは、良型もしくは大型が多く回遊しているとも受け止められるため少し期待が持てます。
こと大型シロギスを狙い続ける釣り師ならば、大きなサイズを釣ることがどれだけ難しいことなのか分かっていただけるのではないでしょうか。
とくに浅場での大型キスを仕留めることの難易度と言えば、大きなアタリの回数に対してせいぜい2~3割も針掛かりさせられれば僕は御の字だと思います。
どんなに技術を持っていようが、絶対に仕留められるものではないのが「大ギス釣り」です。
そんな期待感の高まる情報もあり、多少雨が降っても本日は出撃することにしました。
よって今回は先々週と同じく戸野埼でのキス釣りです!
今日の天気も雨の予報で、午前中の確率は50%であり雨が降るとの想定で雨支度で出掛けました!
しかし、この選択がまずかった・・・。
9時前に岩場を歩き、いつもの戸野埼の到着しました!
曇天模様で蒸し暑く釣りを始める前からとても疲れましたわ(汗)。
ちょっといつもの潮位よりも高かったので歩き難く尚更の事・・・。
ポイントに到着すると直ぐにゴアテックスのレインウェアは脱ぎ捨てました。
いっそのこと誰もいないので序に全部脱いじぁえ、とはいきませんがね(笑)。
潮位がまだ高いのか?引き潮の流れがまだ効いていない印象を受けます。
師匠の話では奥に見える西の岩場から釣れたと聞きましたので、一応ポイントは押さえておこうと思ってます。
ただ、最近の僕の狙いのポイントはやはり東の「フグ巣の浜」に期待があり、岩場はあくまで干潮付近までのポイントとして現在は成り立っています。
シーズン初期はとくに岩場辺りが有望ですが、夏本番になるにつれて釣れなくなる傾向が出ています。
浜側もフグが多い年だと期待感はやや薄いですが。
最近この辺りの岩場周りでは、あまり良い釣果を得ていないので、師匠の釣り方を見習う必要もありますね。
少しクールダウンを終え、9時過ぎに釣りを開始しました!
正面に1投目を投げ入れるもアタリは無し・・・いつものことか(笑)。
そうそう、一つ大型狙いのポイントに於いて気をつけるべきことがあります。
そのポイントに居る一番の大型ほど最初に餌を喰ってくることが多いため、1投目ほどとても慎重に釣るべきです。
最初だけに限り大餌は絶対に避けるべきで、アタリに対しても大きなアクションは控えるべきだと考えます。
過去の経験では1投目に大型がアタッて来て、針掛かりせずそれっきりと言うことも多々あったからです。
とくに小場所ほどその傾向は強く出ます。
最初に喰う大型に警戒されては、群れを連れたままポイントを去っていくことがとても多いと感じます。
極力小餌で確実に口に入れさせて食わし、針掛かりを確実に待つのが絶対に望ましいと思います。
大きく移動した時などは常に意識しておくべきです。
2投目は少し西側へ投げ入れ3色付近で穂先を大きく押さえ込まれました!
無難に1匹目を仕留められました!
ここで先程錘を結んだ時に何か違和感を感じたことに気付きました!?
先日久しぶりに使い込んだ道糸のPEライン1.5号を新しく巻き替えたのですが、力糸を繫いでなかったのです。
妙に結び応えがしなかったとは思ったのですが、こんな失敗あるのかな。
危うく力んで投げようものなら錘を飛ばしていたことでしょう・・・気づいて良かった、ははは(笑)。
それからあちこちに投げ分けましたが、ピンギスを2匹追加するのみでした。
1時間半ほど経って、最初に釣った同ポイントで大アタリがでました!
「グ~~~ン!」
一発で竿をのされるほどの強烈なアタリです!?
急ぎ糸を送り込み20秒ほど待ちます・・・。
・・・乗らなかったと思った数秒後に再度穂先を押さえ込みました!
今度は上手くフッキング出来たようでやっと2匹目のキープサイズを手にしました。
取り込むと20数㎝といったサイズでしょうか、おそらく最初の大きなアタリのキスではなく後から喰いついた奴でしょう。
少し残念な気持ちになりました。
やっぱり大型キスを針掛かりさせるのはとても難しいですねぇ。
「大型キスの最初のひとのし」とは、いわゆる一発目の激しい大アタリのことです。
これはシロギスが大きくなるにつれて学習する能力に由来するものです。
キスは砂地の上に居る餌を探し泳いでいるのですが、ゴカイなどの餌類は常に全身を砂地に出しているものではありません。
それゆえに逃げられることもあり、効率良く捕食するために餌を見つけると、全身を砂の中から引っ張り出すために下から振り上げるように餌を咥えて砂地から引き離す行動を取ると言われます。
定かではありませんが、水槽実験した方がいると聞きます。
大型ほど長年の経験で餌を逃さない知恵がつき、徐々にその傾向が強くなると言われます。
仮に最初の大アタリで餌が口の中に入っていれば、何が何でも高確率で仕留められる筈ですよね。
実際は大きなアタリほど針に掛からない現実を知れば、大きなシロギスほど最初の大アタリでは餌を咥えているだけであることのほうが正しいのではないかと推測できます。
魚は水深が浅く水圧が掛かっていないほど、泳ぐスピードが速くなるため余計に針掛かりし難い環境になるのではないでしょうか。
過去に水深15mほどの深場でカレイを釣っていて28㎝級のキスを何度か仕留めたことがあるのですが、最初のアタリこそそこそこ明確に出たものの針掛かり後に大きく竿を引き込むほどではなかったです。
水深が深くなれば勢いがなくるために針掛かりが容易なことも確かなことだと言えるのではないでしょうか。
仮に高確率に大ギスを仕留めたいと考えるならば、最初に餌に対して勢いよくアタックする力に逆らわなければ良いと言うことになります。
例えるならば、
1、誘導仕掛けで無抵抗にしてあえて餌を引っ張らせる
2、仕掛けを極力長くして引っ張らせられる距離を稼ぐ
3、錘を極力軽くして引っ張らせる時の重みの抵抗を減らす
4、竿の違和感を感じさせにくいように柔らかい竿を使用する
5、ナイロンラインや細ハリスで伝わる感度を減らす
6、小針、小餌で引っ張り上げるための重さと違和感を減らす
7、餌が浮くように浮力をつける工夫をする
などなど…
そこまで考えてキス釣りしている人は少ないんじゃないかな(笑)。
しかし、これらを実践するには置き竿の方が有利になり、面白みに欠けるのが難点です。
複数の置き竿であっても、引き釣りで広範囲を探る方が数も釣れたりするので何とも言い難いです。
また、大ギスの典型的な大アタリの後によく起こる現象として、ゴカイ餌がハリスにコキ上がっているのを見たことがありませんか?
これは餌を咥えようとして、針の軸を咥え勢いよく引っ張ったものではないかと思います。
極力針をゴカイの硬い口に通して、針の結び目から上へコキ上がらないようにするのも工夫の一つです!
以前クラブにいた時に、キス釣りの上手な年配の方が一つの針に餌を分割して付けておられたのを見たことがあります。
一匹のゴカイを2分割にして、尾っぽを先に頭側を後から針にさして、食い込みの悪いさを防いだりしてました。
餌を2分割にしていれば、仮に針先側の餌を取られても分割した餌が残りやすく、再度餌を見つけたキスが喰ってくるとも考えられます。
実績を残しておられる方はそれなりに工夫されていますね。
・・・さてさて、話がとんでもなくそれてしまいましたね、すいません。
それだけ大キス釣りが難しく奥が深いものだと言うことを知っていただきたいのです。
30分ほどおいて久々のアタリで2連を追加しました。
しかし、その後もピンギスばかりで嫌になってきましたわ。
移動するのもいいですが、西側の岩場は師匠のために温存しておきましょうかね。
干潮まで少し時間はありますが、早めにフグ巣の浜で勝負に出ることにしました。
今日の食いが悪いのは潮の動きが悪いからでしょう。
潮目も一向に近づいてくることもなく手前の流れがとても緩いのです。
おそらく西讃地区と東讃地区の干満差が少ないのだと思います。
やがて昼過ぎになり潮もますます動かなくなりました。
潮止まりなのかな?
集中力が切れ何やら気分が悪く過呼吸気味になってきました。
「何だかヤバイなぁ」
雨予定での出撃だったため、レインウェアとウェイダ―支度であまりの暑さに少し脱水症状?によるものだと思われます。
既に一本目のお茶も飲み終え、無理すると熱中症になりかねませんので注意が必要です。
飲む飲まないにしろ予備は常に準備しておきましょう。
いざとなっても豊富にある海水は飲めませんからね。
雨予報に反し太陽は照り付け蒸し風呂のような暑さの中で一生懸命に釣ってたのがいけなかったのでしょうか。
危険を感じたので、急ぎ裏山の陰に行き休憩しました。
・・・・・・。
10分ほど休んだら少し落ち着きましたわ。
皆さんも気をつけて下さいね、こんな所で野垂れ死んだらおそらく誰も気づかずミイラになりかねません。
そのうちに投げ師白骨化なんて。
以前8月の猛暑時にここへ来て、あまりの暑さに1時間半ほどでペットボトル3本もの飲み物もなくなり逃げ帰った記憶があります。(あの時も危なかった)
浜の照り返しは半端ないですからね。
クーラーの中を覗くとキスはたったの4匹・・・。
ブログ書けないのも辛いので、せめて良型の1匹くらいは釣ってから撤退しないとね。
仕方なく浜の中央付近の日陰から攻めることにしました。
「おい、気象庁、ぶっ倒れて帰れなかったらタダじゃおかねぇからなぁ、覚悟しとけよ」
12:25頃白い倒木と一本松の間の日陰から正面へ少し遠投したところ、3色付近でやや渋いアタリが出ました!?
少し警戒したアタリでしたが、針掛かりさせると手応えは十分です。
抜き上げると先日の型物に近いかも?
まさにピンチの後にチャンスあり!?
起死回生の一発にやる気のスイッチが入りましたわ!
測ると25㎝ほど、自分がイメージする大型とは言い切れませんが、もうこのまま帰る訳にはいかんでしょ!
奴らはそこに居るんだから、さっきの話は撤回してもう少しがんばります。
12:35に前回釣った白い倒木の西側方向3色で、また同じようなアタリが出ました!
これも意外に良く引きます。
取り込むとこれまた同じような良型でした!
「おお、やっとアタリ出したでぇ~」
続けて掛けるものの、浜辺の抜き際で痛恨の良型バラし・・・またかよ。
それでも13時過ぎまで何匹か追加することができました!
徐々に北側の雲行きも怪しくなり、13:40急遽撤退することにしました。
これで土砂降りにお会うものなら最悪ですからね。
数は出なかったけど良型狙いと言うことで今日はもう撤収します。
さっきのバラシがなければ2桁いってたのにね~。
ピンギス含めれば20匹はいってますけれども。
14時過ぎに帰宅しましたが、20分後には強い雨が降ってきました。
絶妙なタイミングでしたけど、僕って晴れ男間違いなしでしょ(笑)。
ここで釣ったサイズは一番小さい奴以外は全て雌で抱卵していました。
最初に通った伊砂子は全部雄で小型が多く、船越で良型が混じる所だと雌が半分弱、ここ戸野埼では良型から大型の殆どが雌です。
「天ぷら」「フライ」「塩焼き」「刺身」は定番過ぎて面白くありません。
「天丼」か「なめろう」にして食べましょうかね(笑)。
本当に今日は暑過ぎてとても疲れましたわ。
風呂場で足の指が攣ったり、今も頭痛がしてますわ。
途中危ない場面もありましたけれども。
少しブログのために無理し過ぎてるかもね!?
釣りした時間よりもブログ書く時間の方が長いんですからブロガー続けるのも大変な苦労なんですよ。(みんな知ってる?)
今現在、既にてっぺん過ぎて0:30過ぎです。
明日からはFX(為替相場)も手掛けるから釣りどころでもないんですけれども。
本日もお読みいただきありがとうございました。
ポイントと気象条件
2020年6月14日(日) 曇りのち雨 波0.5m 海水温23.4℃
小潮
満潮 06:00(297㎝)、18:36(249㎝)
干潮 12:17(125㎝)
三豊市詫間町新浜奥戸野埼