カレイ釣行(7)11/5

 

 

11月5日のカレイ釣行

 

 こんにちは。

 

今回もまたカレイ釣行のため出撃です。

今シーズンの香田地区のポイントは釣果がさえないので、少し場所を変更することにしました!

 

   

少々例年よりも早いのですが、毎年11月の中頃から通う一発ポイントへ行くことに。

今朝は夜明け直後の6時過ぎに、香川県三豊市詫間町新浜奥の戸野埼の岩場に到着しました。

戸野埼の岩場
戸野埼の岩場

 

昨年はそこそこ釣果を残せたポイントですが、今年はどうでしょうかね!?

半月ほど早く水温が予定よりも若干高いですが・・・。

 

到着すると先日の台風の影響か西側の崖が崩れて哀れな姿になっておりました・・・。

西側
西側

 

このポイントが失われるのも時間の問題かもしれません。

せっかく開拓したのにねぇ・・・。

 

地震でも起きたら惨事になりかねません。

釣り人がカレイのようにぺっしゃんこ・・・なんて。

間裏の崖にも亀裂があり少々怖いです。

 

そういえば隣のフグ巣の浜も裏山が崩れて石ころだらけになっていましたし、台風による浸食がとても激しい所です。

自然には逆らうことなどできるものではありませんし、仕方のないことかもしれませんね。

 

 

暫くポイントを偵察しながら、潮が手前まで寄せて来たのを確認して7時半過ぎに釣りを開始しました!

潮位も上がり出し
潮位も上がり出し

 

今日は大潮としても日中の潮位の干満差がひじょうに大きく、潮の動きがとても良いのではないかと予想しています。 

しかし、けっこうな速さで潮位が上げているのですが、流れるほどでもありません。

 

08:05に渋いアタリで小エソ・・・またか・・・。

小エソ
小エソ

 

その後も直ぐに同サイズの小エソを釣りました(笑)

餌取りが少ないと回収中に残り餌目掛けてアタってきます。

 

前年はヒトデがとても多いものでしたが釣れてはきません!?

この一年での少し底質の変化が気になります。

 

 

潮も半分近くは満ちたでしょうか、9時前に回収した仕掛けに木の葉のようなものが!?

小さなカワハギが釣れておりました。

小ハギ
小ハギ

 

美味しい魚ですが、15㎝に満たないサイズなのでリリース。

 

周辺では10年前位から時折り釣れるのですが、一向に大きなサイズが釣れる様子はありません。

大きな肝パンになって帰ってきてね~!

潮は上がるけれど
潮は上がるけれど

 

その後も潮は勢いよく上がってきているのですが、いつものように東への流れが全く起きません!?

どうしたのでしょうか・・・。

 

期待の潮回りが上手く機能しません。

潮が流れないからヒトデが動かないのか、底質の変化の悪化に寄り着いていないのかはっきりしないですね!?

 

9時半頃に小気味いいアタリで小ギスを釣りましたが、活性が悪いのか色白の痩せた個体でした。

小ギス
小ギス

 

その後も10時過ぎにデカフグが釣れるものの、相変わらず潮(流れ)が来ていません!

 

いつもだと満ち2~5分位で流れが加速しだすのですが・・・。

今日の潮に至っては一向に来ないです・・・。

島が多くて潮流の複雑な瀬戸内海に、同じ潮など存在しないと思った方が良いかもしれないですね。

さらに潮位も上がり
さらに潮位も上がり

 

その後、11時前になり僅かにトロトロと東へ向かって潮が流れだしました!

やっとか~。

期待する満潮まではもう一時間程しかなく、一生懸命打ち返します。

 

潮の動きに反応したのか多少ヒトデが反応しだしました。

チャンスはここしかないと思い、カケアガリ付近の3色付近を若干距離を変えながら西から順に流していきます。

 

しかし、このチャンスタイムにあろうことか根掛かりが多発し時間をロスしました!

根掛かりなんてほとんど無いのに今日に限って・・・何でまた。

僕の釣りは手返しを重視する為に、勝負の時間帯にトラブルが起こることをとても嫌います。

 

昼前に「コンコン」としつこいアタリがあり回収するも、キスとオコゼの2連でした(どんな組み合わせや)

キスとオコゼ
キスとオコゼ

 

後ろからオコゼに追わえられたら、さぞ怖かっただろうに(笑)

 

満潮時は足元一杯にまで潮位は上がり時折り来る高波が足場を襲います。

長靴だけでは対処できないことも多いので注意が必要です!

ほんとにギリギリの攻防ですが、これもまたこのポイント特徴です!

   

アクセス難、竿出し困難、足場の悪さ、ほぼ一日を通して日当たりがなくとても寒く、北から東西にかけて開けているため風当りがひじょうに厳しいなど問題点も多い場所です。

昨年から急激に藻場が減少したため、一時的に根掛かりは減っていますが、過去は取り込みが困難な時もあったほどです。

 

それでも15年近く通い続けるのは、このポイント周辺の良いも悪いも知っているからこそです。

この周辺に初めて訪れた時のこと、イワイソメを5000円買って気合いを入れて臨んだものの、餌取りの猛攻と根掛かりに悪戦苦闘し午後の満潮過ぎに餌切れとなっても干潮まで帰れずに虚しく数時間を過ごしたこともありました。

 

苦難でも此処へ来てカレイを狙いたいのは、以前に大型らしきカレイ?を此処でバラシているからです。

3年前の12月初旬だったと思うのですが、11月下旬に30~37㎝までのカレイばかりが釣れていたのですが、この日はシーズン終盤で朝から不発でした。

午後の満潮潮変わりに流れの中で仕掛けが止まり、良型の予感がしたのです!?

 

アワセをくれて強引に巻き、重いながらもそれなりに寄って来ていましたが、手前30m付近でリールが巻けない程の絞め込みに襲われながらもなんとか耐え凌ぎました。

岩場の高い位置からのやり取りで、底が切れかかる残り7~8mの所で魚が浮くのを嫌がり激しく抵抗されたのです。

必至で竿を立てようと耐えていましたが、締め込みが異常に強く竿をノサれ、負荷が掛かった瞬間に針が外れてしまいました!?

 

後にも先にもカレイの引きで耐えきれなかったのはこの時だけです!

今でも忘れられないカレイ釣り最大の失態でした!

 

あの時ドラグを調整していたら取れていたのでしょうか?

手前はカチカチの岩場なので、後悔し思い悩んで暫く放心状態になりました・・・。

 

姿は見ていないので他人に話せば、そんなのエイだろうと言われてしまうでしょう。

確かに小型のエイをカレイのように感じることも稀にあります。

しかし、長年カレイを追う者としてエイとカレイには多少の違いを感じることも出来たりします。

 

まず、終盤の絞め込みで竿でためきれないサイズのエイならば、掛けた時点から相当に抵抗し簡単には寄って来なかったと思います。

エイ自体は常に底を遊泳する魚ではなく、浅場を除いてエイは底に張り付き難いと考えるからです。

大抵の場合エイだとユラユラと手前に寄せた時点で目視で確認できたりします。

 

大型カレイ特有の行動として、やり取り時に上へ引っ張り底を切ろうとすると、底付近から離れたくないのか激しく抵抗します!

40㎝以上のカレイならほぼこの行動が多く、意外に真正面から引くと思ったほどに抵抗しなかったりします!?

最後まで浮き上がらせ難いのが大型のカレイならではで、この釣り魅力にはまる人達は何処かで「最後まで浮いて来るな」と心の中で思っているのではないのでしょうか??

 

ここ香川県内でも40~44㎝程度までなら、何枚も仕留めておられる方も結構いますし、46㎝を釣った方々にもお会いしたこともあります。

以前釣られた方が言ったのは荘内半島の北側のとあるポイントで46㎝までは仕留められたが、それ以上と思われるサイズは自分の力と道具では無理だったと話されていました!

確かに納得できる部分はありますし、この辺りで大型の寄るポイントは極めて取り込み困難な場所が多いものです。

 

この地域では40㎝以上のカレイの釣れる確率は、僕自信の過去の計算では1~1.5%程で仕留めることも難しいのですが、仕留めた人からみれば通過点に過ぎないものです。

確率論から言えば、たくさん釣ればいつか釣れると考えがちですが、より良型の出やすいポイントだけを回った方が仕留めやすいと考えます。

35㎝前後のサイズが出やすいポイントだけを巡れば、数年に一度位は出会えるのかもしれません!?

 

魚釣りとは如何にたくさん釣ろうとも、大きな一匹を釣った者にしか味わえない優越感があります。

釣りの経験を積めば徐々に数より型狙いとなってしまいますし、大きな魚への憧れが魅力だとも思ったりします。

 

 

いつの間にか話がそれていましたね、ゴメンなさい。

違う内容で話を引っ張る、何時もの悪い癖ですね(笑)

この時点で不釣果バレバレですかね・・・。

 

満潮前後の時間帯になりましたが、潮の流れは止まることもなく、引き潮に変わったところでカワハギを2匹追加しました!

モゾモゾと怪しいアタリでしたが。

また小ハギ
また小ハギ
またまた
またまた

 

よくあの小さな口に大きな針が掛かるものだと少し感心します!

余程に食いが立っているのでしょう!

しかし、これも小型なのでリリースしました。

 

14時前に竿先を持ち込むアタリが出るものの、いつもの小ダイでした!

小ダイ
小ダイ

 

やはり、いつも以上に来る時期が早過ぎたのか、夏魚しか姿が見えませんね。

満潮前後からの潮の動く時間帯は、ヒトデの活性も上がり10匹以上は食いついて来ました。

潮位も下がり
潮位も下がり

 

その後、納竿前に怪しいアタリがあり、良型のキスが掛かっていたのですが、抜き際で手前の石に引っ掛かり急ぎ取りに行くものの既に逃げられておりました・・・残念。

まぁ、釣れない時ってこんなものでしょうね(泣)

崖が崩落
崖が崩落

 

帰り際にポイント横の崩落した崖を見て、より深刻な状態だと感じました!

もし、このブログが数ヶ月滞ったら、崖崩れに飲まれているかもしれませんので誰か確認しに来てくださいね、宜しく(笑)

 

 

本命のカレイに至っては気配を全く感じられず、結局16時過ぎまで粘ってみましたがノーヒットでした・・・。

大潮の中でも潮位差のある潮で期待していましたが、思ったほど流れがなかったのも関係しているのかもしれません。

 

今日は比較的に餌持ちも良かったので、カレイが寄り付いていないのだと思われます。

先日までの香田地区は直線で数㎞程の距離ですし、こちらの開幕が遅いとは少々考え難いものです。

どうやら今シーズンは外れ年の可能性が濃厚ですね。

 

正直言って釣れないブログを読まれる方々に申し訳ないです。

この後に何処を攻めるべきか思案にくれそうです。

帰って反省会します・・・。

 

ポイントと気象条件

 

  三豊市詫間町新浜  

2017年11月5日(日) 晴れ 波0.5m 海水温20.2℃

大潮 
満潮 12:04(381㎝)、23:56(343㎝)
干潮 05:49(   18㎝)、18:22(   91㎝)