南国と呼ばれる所以
こんにちは。
残暑お見舞い申し上げます。
連日の猛暑に少々疲れも出て最近の出撃は控えています。
また、お盆ということもあり殺生はしないのがしきたりで。
しかし、ほんとうに「暑い~」の一言に尽きますね・・・。
僕の住む地域は海沿いで家屋が密集しており、風通しが悪いためか夜間でも気温が下がりにくい傾向にあります。
すぐ近くにある燧灘の海も、浅く閉鎖性が強い為に連日の猛暑では海水温が高くかえって空気を温めているのではないかと思います!?
近年の温暖化で海水温が31℃に達することもあるほどです。
大抵この季節は朝方涼しいと感じる時でも、わずかに30℃を切れている程度です。
その暑さが、ここ三豊市詫間町の荘内が県内の北に位置しながらも一部の方より「南国」と呼ばれる所以だったりもします。
先日の日曜日(6日)のことですが、僕の住む三豊市内の山間部の財田町で38.4℃や隣の多度津町で38.2℃を記録していたので、ここ詫間町でもそれに近い気温に達していたのではないでしょうか!
何せエアコンをかけていない部屋では36℃を示していました‼
さて、今回は暑さについて話です!
近年の温暖化による気温と海水温の上昇は、ほぼ間違いない事実ではあります。
ここ瀬戸内海においても例外ではありません。
近年異常に多いエイ類や、かつては見なかったようなベラ科やハギ科の魚が増えつつあるように感じます。
また、長年通い見続けてきた釣り場も徐々に海面が上がってきているようにさえ感じています!?
詳しく調べてはいないのではっきりしたことは言えませんが、20㎝ほど上昇したのではないでしょうか。
ところで夏の気温が一番高い時期を御存じですか?
他の地域のことは少し分かりかねますが、僕が今まで調べた香川県の統計では7月31日~8月7日までの一週間あまりが暑さのピークになっています!
普通に考えれば、夏至頃(6月22日)の日照時間の最も長い頃に暑くなりそうに思いますが・・・!?
そう単純な話でもありません。
実際には地面が日射によって暖められて、その熱が空気に伝わることで気温は上昇します!
そのため若干の時間にズレが生じます。
夏前には日本特有の梅雨の時期があり、天候による日照時間が短いために本格的に地面が熱せられるのは梅雨明け頃の7月上旬以降からとなっています。
つまり、夏至から一月以上遅れてから8月上旬頃にピークを迎えるようです。
地域や地形の違いにより一概にはあてはまりませんが、内陸より比熱の高い海は暖まりにくいため、僕の住むような海岸沿いの場所においてはさらに遅れてお盆前の今頃が一番暑くなる時期なのです!
内陸部ではピークは若干早く7月下旬頃とも言われていますが。
今年は先の台風一過の8日頃より夜間の気温が下がり出したのか、例年になく早くから秋の虫が夜間に鳴き始めています。
毎年お盆明け頃からなので少し早いのです??
ひょっとしたら秋の訪れは意外に早いのかもしれません!?
僕たちに分からない違いも虫たちには分かっているのかもしれませんね。
しかし、これだけ年々暑くなっていると思われるのに、比較的涼しい地域を好むミンミンゼミが毎年増えてきています。
僕が子供だった頃の30年前には、この地域には全くいなかったのに不思議です。
これが一体何を意味しているのか少し疑問が残ります。
夏の暑さにもかげりが見えると徐々に落ちギスシーズンに移行していき、海水温がピークを過ぎて下がり始めるとカレイが乗っ込みの為に徐々に接岸を開始します!
僕にとっては暑さのピークとともに、カレイシーズン開幕までのここからの一月半余りの水温変化を楽しみに一喜一憂するのです(笑)
備後灘及び讃岐のカレイ開幕はどこよりも早いですからね。
10月と聞けば目の色が変わる釣り人も多いものです。
来たるカレイシーズンに向けてまた準備をせねば・・・。
最終投稿日 2018年5月18日 13:56