今回は カレイ釣り についての説明をしていきます。
カレイ釣りとは
カレイは投げ釣り対象魚として、シロギスと共に人気のある魚です。
形が独特の平らな魚体は、スピード感こそ乏しいものの潜水力は強く、また数が多く釣れないところに魅力を感じるのではないでしょうか。
ここ瀬戸内海では年々減少をたどっていますが、それでもこの貴重な魚に情熱を注ぐ専門の釣り師も多くいます!
カレイ釣りと言ってもここ香川県の西讃地方においては、ほぼ釣れる種類は”マコガレイ”がほとんどで、”イシガレイ”は滅多に釣れません!
稀に釣れる話を聞く事がありますが、僕自身は過去に小型を数枚釣った程度です。
なのでマコガレイを狙う事を中心に書かせて頂きます!
カレイの乗っ込み期
香川県西部においては乗っ込み期は比較的早く、暑さの和らぐ9月半ばより仲多度郡多度津町沖の島々より開幕しています!
僕が通う三豊市詫間町は半月遅れ位の10月前半からの開幕が比較的に多いと思います。
いずれも水温次第なので、年によっては猛暑の影響などで3週間近くのズレがあり、 僕がの通うポイントで調べた限りでは海水温が24.2~23.9℃以下で釣れ出しています!
乗っ込み期の釣期は比較的に短かく、海水温24~13℃付近までで、無難に釣れるのは16℃位までです。
冬場の厳寒期の1月半ば~3月いっぱい頃までは海水温も10℃を下回っていてあまり釣れないようです。
カレイの戻り期から落ち
ここ香川県西部の瀬戸内海では、冬季の海水温が著しく下がり海水温上昇で10℃を越える時期までが遅く、”戻りガレイ”シーズンは桜が散る頃からではないでしょうか!?
この地域は花見ガレイの言葉が当てはまらないように感じられます。
時期的に言えば4月後半から5月いっぱいまでが狙い目ですが、思いのほか戻りガレイ釣りは難しく釣れない方が多いのもこの地域の特徴ではないかと思います。
また、どういう訳か釣れると比較的に大きく35㎝以上が多くて40㎝オーバーが出やすい?傾向もあるようです。
6月にキス釣りをしていて稀に釣れることもあって、梅雨の中頃まで居つく個体もいるようです!
カレイ釣りで人気のポイント
さて、話は戻り乗っ込み期のカレイ釣りではここ三豊市詫間町でも、高谷(ゴマジリ)や積(吉吾鼻)などは同町内でも釣れ始めが早くて有名な所であります。
海図などを調べると早く釣れ出す地域には共通点があり、すぐ沖には10m以上の深みがあって通り道が出来ているのかもしれませんね。
詫間町内でも荘内半島の東側がマコガレ釣りには適しているようで、近年西側ではあまり良く釣れる話は聞かなくなりました。
ポイントは無数にありますが、室浜、箱埼、新田、積などは人気のポイントでこの地域ではとても有名な所です!
ただ僕にポイントを教えてくれた地元の先輩さんは、詫間町では積の(カナワ)と新浜の(人形岩)がカレイ釣りポイントの本命であると聞いています!
実際はもっと裏ポイントは他にも多数存在しますが、僕も攻めていないので釣れるなどとお答えも出来ませんが・・・。
名の知れたポイントほど場荒れも早くて、絶対数の少ない魚だけに上手な方が入った後は釣れない状況も多々あります。
カレイの主な釣り方など
如何なるポイントも共通点は多くて、潮通しが良いか餌の居つくシモリ周りや、捨て石が多い所やカケアガリの有無等言い出せばきりがありません。
砂地に生息する魚ではありますが、遠浅で変化のない砂浜は狙わない方が無難で餌取りの居ない所に魚は少ないと考えます!
某メーカーのフィールドテスターの方が言っておられましたが、乗っ込み期のカレイ釣りは餌取り対策に尽きると!
それほどに餌取りの多い所を狙っておられると思っています!
また、戻りガレイを釣っているポイントは、秋の乗っ込み期のポイントでも餌取りが多い所が良い傾向があり、餌を求めて寄り付くことの現れではないでしょうか!?
カレイの釣り方 については後ほどふれますので省略させて頂きますが、ポイントとして足元から水深があるか、または潮が干上がらない場所は足元の近場まで攻め、ひじょうに浅く潮が干上がるポイントでは遠投を主体に攻める事を心掛けます!
浅いポイントでも遠投して釣れるサイズは平均的に良型が多いと思いますし、水深などは3~5mもあれば釣れる環境であると言えます!
タックル(釣り道具)についてですが遠投主体か、根掛かりが多い所では硬調竿の33~35号を使い取り込みを重視します!
近投が主体で極力食い込みを良くするならば軟調竿の27~30号を使ったほうが扱いやすいでしょう!
大型カレイほど底の切れかかる最後の数十m位は激しく潜り抵抗するため、少し硬めの竿の方が取り込みやすいかもしれません!
強引に浮かそうとしたり障害物が見えると一気に突進する個体も多く、油断するとバラしかねませんのでご注意を!
大きいと感じたら無理せず玉網で掬いましょう。
投げ釣りに玉網なんてと馬鹿にする輩もいますが気にする事などありません、玉網は保険なのですから!
以前に香川県丸亀市蓬莱町北岩壁で40㎝のカレイを釣った時の事ですが、玉網を出していなくて大きいと思いながらも一気に抜き上げたら、高い岩壁の真上でカレイの口から針が外れて抜け落ちました!
幸いにも魚は海側に落ちず、陸地側に落ちて事なきを得た事があります(笑)
滅多に釣れないサイズを目の前で逃しては、もう釣りどころではないですし、それを超える魚を釣らない限り忘れる事も出来ないはずです。
逃がした魚は何とやらです・・・。
また、風の強い時や潮流が速すぎる時などは上手くナイロンラインなどの道糸を活用しましょう!
錘の重さが同じならば、ナイロン5号よりも細いPE2号ラインの方が流されやすいのではないかと思えるほどです!?
PEラインは強度もあり感度も抜群ですが、伸びが無く浮力も大きいため錘を浮かしやすく、また流れ藻が掛かりやすく余計に流れやすいと実感しています!
流れに逆らって、竿の号数を上回る必要以上に重い錘を使用するのも止めたほうが無難です!?
若干の流れるスピードをおさえられるかもしれませんが、流れなくなる事はないに等しく、竿にかかる負担もひじょうに大きくなり竿の劣化が激しく加速するだけです!!
激流ポイントで40号の錘を使用し続けたために竿の芯が抜けたようになり、ブレの治まらない腰抜け竿にした事があります!
流れの中では明確にはアタリも出難いですが、竿やラインの少しの動きの変化を見極めることで魚信を感じられるのではないでしょうか!?
別に完全PE派の方を否定する訳でもありませんが、上手くラインを使い分けてこその投げ釣りだとは思いますが。
以前、自分のポイントを人に教えて潰されたことがあります!
シモリの点在するようなポイントで、PE力糸などをシモリに巻かれて根掛かりが根掛かりを生む負の連鎖に陥り、開拓した大切なポイントを失いました!
比較的に大型魚に拘る人ほどナイロンやフロロカーボンラインを上手に使っておられます。
意外なことにナイロンライン使用時やドラグを緩めていた時に、40㎝以上のカレイを釣ることが多いような気がします。
ただの偶然かもしれませんが・・・!?
ドラグの調整やラインの伸びを使用した方が、圧倒的に針を飲まれる傾向が強くとても食いが良いと思えます。
色々工夫をすることで新たな発見があって面白いものです!
みなさんも出来る事を色々と試してみてはいかがでしょうか。