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①投点のイメージです

・カレイの釣り方 (1)


 


 

 さて、前回の流れから カレイの釣り方 について深く掘り下げていきたいと 思います。

カレイの具体的な釣り方

 

カレイを釣るにあたり、誰しも自分なりの釣り方や釣りへの思いや考え方があるのは事実で、釣り方に 対する答えも一つだけではないと思っています。

一般的にカレイ釣りは竿数本で仕掛けを投げ分けて、5~10分位おいては 少しづつサビいては寄せての繰り返しで魚を待つものだとされています。

 

この広大な海において魚影が濃くカレイがその場所に確実に居るのならば、その釣り方もありでしょう。

カレイを寄せる何かがそこにあって回遊魚のように集まって来るならば、その周辺に投げ込んで待つべきだとは思います。

しかし、魚影の薄い場所においては待つよりは、攻めの釣りを徹するべきだと考えます!

 


カレイの習性から

 

このカレイという魚はやや積極性に欠け、貪欲に餌を探し周る魚ではなく、餌が目の前にあっても食いつかない!?のが特徴でしょうか。

 

僕に教えてくれた上手な方々は、何処に居るか分からないから探れる範囲のあらゆる場所でとにかく仕掛けを小まめに動かすことが釣果に繋がる!と教えてくれました。

待っていたところで視力の弱いカレイですから、そんなに簡単には仕掛けに付いてる餌を見つけてはくれません。

だからこそ積極的に餌を届けてやる必要があると思います!

 

では居る場所が分からないのに何処へ届けてやるのか?という事でしょうか、問題なのは!

答えは先程いったとおりあらゆる場所の遠くから手前の足元まで探れる範囲全てです!

 

しかし、広いポイントにおいて全てを探るには無理があるのも事実でしょう!

そのために左右正面、遠近に投げ分けるのがセオリーではあります。

セオリー通りでは大まかで、かつ部分的にしか探れませんよね?

 

上手な方から釣り方を学ぶ

 

僕はず~っと上手な方々の釣り方を拝見していました。

どんな釣りをしているのかと。

そして見た釣り方とは・・・。

 

竿を数本(3~4本)準備を終えたなら、まず最初に探りたい方向を決めてしまいます。

その方向に向かって極力遠投して、着地と同時に糸フケを取りながら大きくサビいて錘が砂煙を立てるイメージで糸を張り待ちます!

そして次の竿は先程餌を置いたポイントの真横どちらか一方の10m位(コントロールに自信があれば10m以内が理想)に仕掛けを投げ入れて待ちます。

 

次の竿もまた同様にその横10m以内に投げ入れます。

これの繰り返しで竿を3~4本投げこんだら、だいたい沖に投げ込んだ餌が横に並ぶイメージです。

人間が操るのですから完璧などはなくあくまで揃えるイメージでけっこうです。


 

ここからが本題です!

 

投げ込んだ竿を順番に竿一本分(4~5m位)そ~っとサビくように引き寄せて誘いを掛けます。

同様にして順番に全ての竿に誘いを掛けます、”そ~”っとですよ!

 

アタリが出ていない限りとにかく空アワセは不要と考えます。

空アワセをしていては錘が瞬間的に激しく動くために、近くに寄っている魚を驚かせる?? からです。

 

イメージして下さい!

今まさに餌に食いつこうと寄ってきたところに、いきなり重い錘が凄い勢いで動いたなら驚き警戒すると思いませんか??(釣れない人ほど無駄な空アワセが多い)

 

あくまで”砂煙が立つ程度のイメージに抑えます。

実際この演出が逃げる餌に見えるのか、誘いを掛けてる瞬間に食いつくことが稀にあるのも事実です!

餌に食いつきかけていても、そ~っと動かす事で逃がすまいと追いかけて来ます!?

誘い終わった直後にアタリ出ることも多いもので効果があると言えるでしょう。

 

この誘いを掛ける動作を竿一本に対して2分位でひたすら繰り返します。

※時間は餌の大きさで決めますので大餌だと少し長めの設定でもOKです

 

2分位で竿数本にひたすら誘いを掛けているのですから、2分間休憩している暇はないはずです!

厳寒期の魚の動かない時期でもない限り、5~10分も待っていたのでは探れる範囲が少なくなって効率がとても悪いと考えます!

 

カレイの釣り方の詳細

 

では、図で分かりやすく?説明していきましょう。

①投点のイメージです

 

上の図のように沖の円の中心に、竿3本で餌を投げ入れると仮定します。

隣の仕掛けまでが10m位ならベスト!

※図は分かりやすく説明するために沖側に円を描いています
    (実際に沖の円まではかなり遠いので) 

②各竿に最初の誘いを掛けた位置のイメージです

 

投げ込んだ所から手前へ4~5m位づつ寄せてきます。

③各竿に2度目の誘いを掛けた位置のイメージです

 

手前の円の中心は仕掛けを寄せた位置です。

④各竿に3度目の誘いを掛けた位置のイメージです

 

カレイの反応しやすい距離が5mと仮定するならば、奥から手前の円内かけて移動した部分の中に魚が居たなら、5m以内を餌が通過するので反応しやすいと考えます!

餌を横に並べるイメージですが、気にしなくてけっこうです

むしろその縦のラインを10m以内に隙間なく引くことに意味があります!

 

クーラーに腰を掛けて、竿先を見ているだけの人をよく見かけますが、はたして釣れているのでしょうか?

いつも気になりますが・・・。

 

アタリが無ければラインの色を見て距離を覚えておいて最低10数分おきには回収しては餌の有無を確認します。

誘いをかけた時に魚信を感じた時や、回収する時はアワセを入れても良いと思います!

居食いしていてアワセ損ねてバラしたら後悔が残るだけですからね!

 

今度は先程回収した地点に投げ入れて、また手前へ誘いを掛けて探ります。

手前まで探ってカレイが釣れないなら、探っていないその横へまた同様にして沖側から探ります。

 

要するに熊手で隙間なく遠くから引っ搔くような感じです!!

仕掛けを置く位置の幅を狭められれば、隙間を狭められてより効率的に餌をアピール出来て攻められるはずです!

 

1枚釣れたなら

 

上手くアタリが出てカレイを手中に収められたなら、全ての竿の仕掛けを回収して釣れたポイント及びその周辺に集中的に仕掛けを投げ入れます

ポイント付近に餌を置けたなら、より小まめに誘いを掛けながら長く留まるように待つのも良いでしょう!

おそらく数を釣る人達は一枚目を釣った後の集中力が凄く、オマツリしないように絶妙に投げ入れます!

投げ分けることと投げ入れることのコントロールこそが釣果の全てなのかもしれませんね。

 

釣れないのであれば

 

釣れなければどんどん横へ横へと投げ分けては手前へ寄せる、この作業を速く迅速に繰り返すことにより、より広い面積を探ることが出来ると考えています!

2分位は早すぎると思うかもしれませんが、2分も近くに餌があって食わないならば、食い気がないと判断してよいと思います。

ただ時間が経てば食い気も出るかもしれませんので、繰り返し攻めることも必要です!

 

では何故10mとか4~5mの数字が出たのかというと、カレイは4~5m程の範囲の餌にしか反応しにくいようなことをどこかに書かれていたように記憶しているからです!?

カレイに聞いた訳ではないので、ただの憶測に過ぎません。

さかなクンなら分かるかもね?(笑)

 

自分の学んだカレイ釣りから

 

「じゃあ君はそんな釣りが出来るのか?」と聞かれたら、そんな抜群のコントロールを 持ち合わせていないので完全には出来ません。

よって答えは”NO“です!

 

でも自分なりの釣り方のルールであり、忠実ではないものの実行できるように心掛けてはいます。

もしも釣り方に悩んでいたのなら、ぜひにも試してみて下さい。

絶妙なコントロールをお持ちのあなたならば、いつも釣っている勝ち組の名人達に近づけるのかもしれません??

 

釣り方は個人的な見解であり、釣りに絶対的な手法など存在しません!

くれぐれも参考までに考えていただけるとよろしいかと・・・。